HIKO日記

ちょっとアカデミックな風味を加えて…

チュラロンコン大学建築学部コミュニケーションデザイン学科(通称:COMMDE)の授業が始まりました!

こんにちは!Hikoです!
私は8月より日本の大学の交換留学生として、チュラロンコン大学建築学コミュニケーションデザイン学科(通称:COMMDE)に在籍しています。COMMDEはタイのバンコクに位置している、コミュニケーションデザインに関する国際プログラムを提供している学科です。
この記事では、「チュラロンコン大学建築学コミュニケーションデザイン学科(通称:COMMDE)とは?」、「履修している授業」、「3週目だけど実際どんな感じ?」の三つをテーマに書いていきます。
 

①:チュラロンコン大学建築学コミュニケーションデザイン学科(通称:COMMDE)とは? 

 

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チュラロンコン大学は、タイの東大と言われるタイ国内で最難関の大学と言われています。医学部から工学部、文学部まで様々な学部が所属しており、その中の一つにCOMMDEもあります。

チュラロンコン大学に所属する学生は、基本的に男女ともに制服を着用することを義務付けられていますが、COMMDEは国際プログラムということもあり、私服で問題ありません。因みに、このチュラロンコン大学の制服を着て街を歩くと、尊敬されるような感じで見られるらしいです(笑)。

COMMDEは建築学部に所属していますが、実際は建築とは全く関係のない専攻で、どちらかとグラフィックデザイン領域に近いことを学習します。グラフィックデザインやイラストレーションを中心に、ブランディング、UI/UXデザイン、アニメーション、インスタレーションについても学ぶことができます。(なぜインスタレーションが入っているかは謎です…)講師陣は、国際プログラムということもあり、ロンドン芸術大学アイントホーフェン・デザインアカデミー出身など海外のトップデザインスクールを卒業し、タイで活動している人が多くいます。

COMMDEには各学年平均で、50人ほどの学生が在籍しており、私の所属する学年では、私(日本人)とキルギス人一人、中国人一人を除きすべてタイ人です。

ちなみに、ほとんどの学生がネイティブと間違えるくらいの英語力を持つ人も多数います(笑)。

 

②:履修している授業

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出典:Prep. Courses Showcase, COMMDE, https://commde.com/

 私が今学期履修している授業は、「Studio in Design and Communication」と「Graphic Design Material and Processes」の二つです。

Studio in Design and Communication

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初めの課題で作ったインフォグラフィックス

この授業は、ブランディングの基礎となるグラフィックデザインを学習します。クラスは3つに分かれて行われ、「インフォメーションデザイン」「アイコンデザイン」「レイアウト・タイポグラフィ」の3分野を順番に学びます。

私の所属するグループは「インフォメーションデザイン」をはじめに学習しています。データとインフォメーションの違い等の基本的な内容から始まり、早速課題もいただきました(笑)。初めの課題は肩慣らし的意味合いもあり、自分たちで気になるトピックのデータを集め、それを見やすくリデザインし、インフォグラフィックスを制作するものでした。期間は一週間と比較的短く、うまくまとめ切れない学生もちらほら見えましたが、学生全体の理解力は非常に高く、さすがタイのトップの大学だと言わざるを得ませんでした。

私は、SNSが精神面に与える影響についてのデータを集め、それに関するインフォグラフィックスを制作しました。漫画の小回りを取り入れたデザインにしたものの、トンマナの設定やコマの外のデザインに関して詰めの甘いところがあり、多くの改善点を得られました。

Graphic Design Material and Processes

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この授業は、版画について学ぶ授業です。日本の古典的な版画からドライポイント、ステンシルなど様々な技法を一通り学びます。しかし、人数が多くこの授業は比較的ゆっくりと進めており、やっとアイディアを考え始めた段階です。この授業のTAや先生は、授業が始まるしばらく前から、何を買えばいいか等いろいろ教えてくれ、とてもやさしかったです(笑)。

授業の詳細については今後、記事にまとめていきたいと思います。

③: 3週目だけど実際どんな感じ?

授業が始まり3週目が経ちましたが、特に問題なく進めています。タイのコロナ感染者数は1日2万人近い数字で、感染拡大地域に緊急事態宣言・ロックダウンが施行されていることから、授業は完全オンラインで行われています。

授業形式はオンラインであるものの、Google Classroomやラインなどを駆使して授業が行われているため、情報の共有は非常にスムーズです。唯一の問題点は、たまに音声が非常に悪いことがあり、非常に英語が聞き取りづらいことと、他の学生の作品を生で見ることが出来ないです。画材を使った制作も今後行われますので、そういう場合に他の学生の作品を直接見てみたくなります。

今後、バンコクへ学期途中から行くかどうかを検討していますが、その決断はまだ先になりそうです。
短い記事ですが、今日はこの辺で切り上げたいと思います!それでは、また次回!